AE-Salon Webマガジン「alore(アローア)」

見えない感動を書く「アートを伝えるWebライティング」のススメ

見えない感動を書く「アートを伝えるWebライティング」のススメ

日常にあるアートな気づき

先日、仕事先へ行く途中、ふと空を見ると寒さのせいか、きれいな飛行機雲が何本か続いているのに気がつきました。
真っ青なキャンバスに、絵筆で白い線がスーと描かれているように見え、徐々に滲んでいく様子を見ていると、少し嬉しい気分になり、誰かにこの気持ちを伝えたくなりました。

皆さまも同じような経験はあるのではないでしょうか?

普段何気なく過ごしている日常にも、ちょっとした変化や気づきがあったりするとそのことを言葉にして伝えたい、という思いにかられることがあります。

余談ですが、私は普段、Webサイトの企画・デザイン・マーケティング支援などの仕事をしているのですが、実は、ライター専業で仕事をしているわけでありません。
また、アートに関しても深い専門知識やキュレーター経験もありません。ただ、幼い頃から絵を描くこと、工作などが好きでそれが高じて美術大学で絵を学んだ経験はあるのですが、あくまで自己表現の延長でした。
今は特に本格的なアーティスト活動をしているわけではなく、趣味程度に休日野外で風景写真・動画などを撮って自分で楽しむ程度です。ですので、西洋美術や日本美術・現代アートを含め作品は見たことがあったとしても、ろくに画家の名前も言えません(汗)。

こんな私が、なぜ「アートを伝えるWebライティング」をおススメするのかには理由があります。 ここでは、少しそのお話をしたいと思います。

アートって何?

さて、ここでひとつ皆様へのご質問ですが、「アート」とは何でしょう?

私は最近アート関連ビジネスで様々な方とお会いする機会が多く、同じご質問をさせて頂きます。禅問答的なご質問にもかかわらず、大抵皆さまは丁寧にご自身のお考えについてご説明いただきます。ただ、頂いたお話は自分なりに理解納得できますが、それでも、いまひとつモヤモヤが晴れません。
辞書でアートを調べても難しいことが書いてあります。。 うーーん、考えれば考えるほど、ますます分からなくなってしまいます。

結局悩んだ挙句、私の行き着いた答えは、「捉えようによってはどんなことでもアートとなりえる!」ということでした。つまり「何でもアート!」なのです。
ただ、ひとつだけ加えると、アートといえるモノには「見た人の心を揺さぶる」要素があると思っています。そういった意味では、街にある看板や水道管の蓋なども人によっては心を揺さぶられるもの、つまり「アート」といえるかもしれません。(アートの定義については皆様さまざまなご意見があると思いますが、あくまで私の行き着いた答えですので、ご容赦ください…)

アートを通して感動を書く

話を本題に戻しますが、アートを伝えるライティングというと、いわゆる展覧会のレポートや美術評論的な文章をイメージされる方も多いかと思います。しかし、ここで私が考える「アート」は、前述のように「何でもアート!」となる幅広い、極めて抽象的なテーマを題材にしています。その範囲は美術館・アート作品・ギャラリーなど一般的なアートの常識枠を飛び越え、日常生活、仕事などあらゆるシーンに及びます。ですので、おのずとひとつの題材をとっても、百人いれば百様の感じ方、伝え方がでてきます。

もちろん、自分の感情や意見などを書かず純粋にアート作品が持つ情報そのものを伝えるライティングもあります。例えば、展覧会情報やアートイベント情報などは、ライター自身の主観を入れずに書くことが重要な場合もあります。ただ、私が考える「アートを伝える」ためのポイントは、アート作品そのものの情報のみを単に伝えることではありません。ここでいう「アートを伝えるWebライティング」はアートを通して「自分」が感じたことを軸として考えることを前提としています。

もう一つのポイントは「Webで伝える」ということです。Webは、実際に人に会って伝えること、また書籍などの紙媒体で伝えることとは、全く違った特性をもっています。大きな特性のひとつとしてWebは「検索されるメディア」という点です。書籍などは目的意識を持った方が実際に手にとり読まれる形が多いですが、Webは基本的に読み手に見つけてもらわなければ、そもそも読まれることがありません。
Webというメディア上で「アートを伝える」ことできるようになることは、単純に良い文章を書けるようになること以外にWebならではのスキルも必要となります。ただ、特殊な専門スキルではなく今のネット時代の情報発信には誰しもが必要になるスキルです。

アートを伝えるWebライティング 3つのポイント

ここでは、アートを伝えるWebライティングをしていく上で前提となる3つのポイントについてご紹介します。

(1)自分が感動した要因を掘り下げる

アート作品を見る、あるいは日常のふとした出来事でも「ここが面白い!」や「ここが素敵!」あるいは逆に「ここが気持ち悪い…」など、自分がなぜそう感じたのか、その要因をとことん深く掘り下げます。ここでのライティングの対象はアート作品そのものではなく、そこから得た気づきを中心にして伝えたいことをまとめていきます。

(2) 誰に伝えるのかを明確にする

伝えたいことと合わせて、それを「誰」に伝えるのかを明確にしていきます。
年齢は?職業は?仕事は何をしていて、普段どんな生活を送っているのか、極力詳細に書き留めていきます。当たり前ですが、伝えたいことは、伝える先の相手がいて初めて成立します。伝えたいことを相手の心に響くように伝えるためには、必ず伝える相手を明確にすることが必要です。老若男女幅広い層に伝えようと思わず、具体的に実在する人(例えば友人や同僚など)をイメージすることがコツになります。

(3) 相手が喜び、役立つ点を考える

伝えたいこと・伝える相手を明確にしたら、伝える相手にどんな点を伝えたら喜んでもらえるのか、役立つのかを考えていきます。自分が言いたいことを中心に考えるのではなく、あくまで伝える相手の立場にたってポイントをまとめていきます。

いかがでしょうか? これらのことはアートに限らず、人にものごとを伝えること全般に共通して言えるのではないでしょうか。

アートを伝えるWebライティングをはじめましょう!

アートを伝えるWebライティングは、アートという抽象的テーマに対峙し、そこから得られる自身の感動・思いを見つめ直し、わかりやすく相手に伝える技法です。 この技法を身につけることは、普段のお仕事・日常生活などあらゆるシーンで必ず役立ちます。

例えば、Webに限りませんが各種資料作成や社内プレゼンテーション、お客様への商品説明などの仕事、また日常生活でのちょっとしたコミュニケーションにも生かすことが可能です。

メールをはじめLine、FacebokといったSNSなど、気軽にWebでの情報伝達・コミュニケーションができる時代だからこそ、自分の考えを分かりやすく心に響くように伝えるライティングスキルは必要となります。

「アートを伝えるWebライティング」は、まず紙とペンがあれば、始められます!(もちろん、スマートフォンでもOKです!)詳しくはまたの機会でご紹介します!

この記事のライター

AE-Salonaloreディレクター兼ライター臼井ノブヒロ
生まれは東京・谷中千駄木の下町。
廃業した氷工場・神社などを日々探検する子供時代を過ごしました。
絵を描くこと、工作好きが高じて、いつしか美大を目指し進学。
そこから、コミュニケーションアートそして、Webの世界へ。

それから、うん十年、2015年夏。
たくさんの人にアート・感動を伝えたい!という思いで、
AE-Salon(アートエバンジェリスト認定教育機関)の活動に参画しました。

そして2017年初春!
アートをもっと自由に、もっと楽しくシェアする
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立ち上げることに!

アートを伝えたい熱い思いを持つ多くのライターが、
皆様にその楽しさと感動をお届けします!
「生活・仕事・人生をアートなエッセンスでハッピーに!」
読者の皆様にとって役立つ、
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是非ご期待ください!
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