AE-Salon Webマガジン「alore(アローア)」

鑑賞力を鍛えよう!伝える力を身につけよう! [AE-STUDIO]、スタート!

鑑賞力を鍛えよう!伝える力を身につけよう! [AE-STUDIO]、スタート!

私はアートの「楽しい!」を広めるアートエバンジェリスト(以下AE)として活動しています。
AEの認証を受けてもうすぐ4年目。同じAEの認証資格者たちと話す中で、自分らしい活動を行うきっかけ作りの場や、仲間同士の交流・情報交換の場が欲しい!と思うようになりました。

そこで、AEの柿沼さん・吉野さんとともに、AEの為の自主的な勉強会[AE-STUDIO]を立ち上げました。
[AE-STUDIO]では、鑑賞力を深め、伝える力を養うことを目的とした内容の勉強会を行っていきます。

「発見する力」を鍛えよう

記念すべき第1回目は、2019年3月24日に実施。
7名のAEが集まり、13時〜90分程度行いました。
今回はファシリテーターが取り上げる作品を指定し、参加者は各々分割法を利用して絵画を分析して、気づいた点を8枚の付箋に書き込みます。
付箋を回収し、参加者の気づきをカテゴリー分けしてディスカッションをしていきます。

最初のお題は西洋画からエドゥアール・マネの《フォリー・ベルジェールのバー》。

 

2作品目は日本の絵画より河鍋暁斎《文読む美人図》を取り上げました。

ファシリテーターも交代で務めます

知識として知っていることではなく、気づいたことを語り合ってみると、同じ作品を見ていても7人いれば7人それぞれに気づきがありました。同じ点に着目していても、受け取り方や解釈が違っていることもあり、新たな発見をたくさん得ることができました。

一人がちょっとした違和感や不思議に思う点などを素直に言葉にしてみたら、それだけで会話が盛り上がり、みんなが活発に発言をするようになる。人と人とをつなぐ媒介としての、コミュニケーションツールとしてのアートの力に改めて気づかされました。

伝える力を養おう

第2回目の[AE-STUDIO]は、2019年4月27日に実施し、6名のAEが参加しました。
「クリムト」をテーマに、各々がキーワードなどを自由な視点で見つけ、調べてきたことを発表するという内容でした。
一人の持ち時間は5分。短いと感じた人が多かったようですが、自分の考えを決められた時間に伝えきれるようまとめ上げる訓練になります。
伝えるのは相手があってこそ。
情報を詰め込めばいいというものではありません。
聞き取りやすい声の大きさや、話す速度などに気をつけたり、伝える内容に合わせた資料を用意したり、参加者それぞれが工夫をして発表に臨んでいました。

紙の資料を用意した人もいれば、パソコンを使ってパワーポイントでプレゼンした人も

全員の発表後、伝え方・話し方についてディスカッションをし、次回以降の[AE-STUDIO]の進め方についても話し合いをして終了となりました。

「楽しさの連鎖」を生むために

AEの認証資格者は、住む場所も世代もバラバラ。
そんな「アートが好き」という一点で繋がった仲間とアートについて語り合う時間は、楽しくて刺激的です。
この繋がりを大切に、アートを楽しむ輪をさらに大きくしていくために、これからも試行錯誤しながら勉強会を続けていきたいと思います。

第3回は5月26日(日)に開催予定です。
参加者は各自事前に三菱一号館美術館で開催中の『ラファエル前派の軌跡展』を鑑賞し、そこから自分が伝えたいテーマを決めて、勉強会当日に一人5分以内で発表します。
参加申し込み・お問い合わせはae-learning@googlegroups.comまで!
※現在はAE認証資格者を対象としております

この記事のライター

aloreライター橘高あや
千葉県在住。アートエバンジェリスト。美術検定2級。楽しい美術鑑賞の伝道師を目指して精進中。
得意分野は浮世絵と宗教画。絵画から物語を読み解くことが好き。
趣味は読書と料理、御朱印集め。
好きな言葉は温故知新と不易流行。古きものも新しきものも、一時の流行からも学び取り面白がれる人間が理想。
アートは心を、人生を豊かにしてくれます。作品との対話は自分との対話。思いもつかないような多種多様な表現と出会い、それに対する自身の反応から、自分に対する新たな発見を得ることができます。異なる価値観を知り理解することは、他人への理解や許容につながります。アートと付き合っていると、自分にも人にも優しくなれる気がするのです。閉塞感に苛まれる現代社会をアートの力で変えていけたら。そんな思いでおります。
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