AE-Salon Webマガジン「alore(アローア)」

今年もやります「いろいろイベント」

今年もやります「いろいろイベント」

新年明けましておめでとうございます。旧年中は拙aloreをご愛顧戴きまして、誠に有難うございました。

現時点(令和元年12月下旬)で、本年実施予定が入っている「いろいろイベント」を予告編として紹介させて戴きます。日程はあくまでも予定ですので、変更となる可能性があることをご承知願います。
1.从展     3/28(土)PMの予定
2.番町文人通り 4/4(土)AMの予定 … 希望者のみパエージャランチをご一緒に
3.龍子記念館  11/21(土)AMの予定 … 旭酒造「獺祭」との提携を交渉中
いずれもリピートイベントとはなりますが、以前実施した内容とは変化をつけるように心掛けます(それじゃないと私自身が楽しくありません)ので、過去にご参加戴いた方でも十分に楽しんで戴けるイベントとなると思います。

3/28(土)「从展」ツアー

昨年の3月下旬開催の第43回从展ツアーは初回ということで、正直産みの苦しみもありました(笑)が、ギャラリートークをお願いした各先生、伝説の画商木村東介直系の羽黒洞、不忍画廊の両画廊、ツアーにご参加戴いた各位、事務局・協力者等各方面からのご支援を賜り、何とか無事に実施に漕ぎつけることが出来ました。加えて参加者や事務局からは、ツアー以前に先ず「从展」そのものが実に面白く、クォリティがやたら高いのにびっくりしましたとの声を多数戴けました。

そもそも「从」を「ヒトヒト」と読める方は少数派かと思いますが、中村正義がタテ社会に異を唱える思いから「人」をヨコに並べて「从会」と名付けました。そんな「从会」誕生の経緯から、「从展」への出品にあたっては点数・サイズ・テーマ等の制約はなく、各作家がそれぞれのブースを自由に構成出来、あたかも小さな画廊での個展を一度に味わえるような感覚が味わえるという普通のグループ展とは一味も二味も違う醍醐味が「从展」にはあります。

各出品作家が一年間の取組成果を活かしてブースを造り上げる訳ですから、毎年観続けることによって贔屓作家のブースで「今年はこう来たか!」と前年との違いを味わえるのも楽しみの一つですし、各ブースを廻りながら、他の様々なジャンルの作家にも関心がぐいぐい拡がっていくのも実に楽しいものです。

毎回、会場に入場するとすぐに目に飛び込んでくる趣向を凝らした特別展は、時には鑑賞者の意表を突くものでありますが、本ツアーではその特別展テーマの作家のお弟子さん等、所縁の作家先生から解説を聴くことが出来ます。第44回の特別展は「人拓」で有名な星野眞吾の予定で、令和になって、羽黒洞での中村正義、大島哲以の展示作品と合わせると「中京が生んだ三鬼才」作品が揃い踏みすることになり、これは期待できます。

中村正義 大島哲以 星野眞吾 中京が生んだ三鬼才展 図録

4/4(土)番町文人通りツアー

スクール界隈には徒歩圏でも、クォリティの高いアートスポットが沢山ありますので、ご紹介しましょうという「のり」で一昨年の11月半ばに初開催した企画のバージョンアップ版です。その時は、そぞろ歩きには絶好の季節には恵まれたのですが、参加者の中に大幅に遅刻された方が出てしまったこともあり、時間が押してしまってパエージャランチには結局ありつけませんでした。

今回のリベンジツアーは時間厳守で、ご希望の方にはパエージャランチをしっかりとロックオンして戴く予定です。ほぼ(笑)運慶仏とされている仏像が混雑していない空間でじっくりと鑑賞出来る「半蔵門ミュージアム」での滞在時間も増やし、その素敵な施設をフル活用させて戴くつもりです。またバイオテック社「戸嶋靖昌記念館」では目玉の戸嶋靖昌作品に加え、新しくコレクションに加わった阿部平臣の初公開作品を鑑賞出来るのが、凄く楽しみです。時節柄、お花見を兼ねてスクール界隈の散策が出来たら楽しいだろうなと思っています。

11/21(土)大田区立川端龍子記念館

一昨年の4月上旬、旭酒造様に協賛を戴きまして「獺祭」ツアーを開催致しました。気の早い桜が3月中に早々と咲き終わっていまい、花見は外してしまいましたが、龍子『獺祭』を鑑賞した後に、持仏堂内にツアーメンバー貸切で入れて戴き、庭のつくばいで冷やした旭酒造「獺祭」を戴けるという、またとない体験が出来ました。

生前は青龍社を率い、日展を代表する川合玉堂、院展を代表する横山大観と並んで「日本画の三本柱」と称されていた川端龍子ですが、彼の死後は青龍社の解散もあり、その作品を鑑賞出来る機会は決して多くはありませんでした。 没後50年を経過してからやっと全国各地の美術館で龍子展が開催されたり、テーマ企画の中で龍子作品を目にする機会が増えてきました。

本ツアーでは、龍子記念館ギャラリーで龍子渾身の大作をアクリル板なしの贅沢な展示環境で、川端龍子への愛に溢れた学芸員の方の解説付で鑑賞します。今年は、作品鑑賞後、龍子ならではの大きな作品を描いた四十四畳の広大な画室(ここは終戦間際に母屋が爆撃された後に、しばし龍子一家の仮住まいとなった程の広さです)に入れて戴き、「獺祭」を振舞酒として頂けるよう現在美術館と旭酒造様と折衝中ですので、ご期待下さい。

どうか本年もよろしくお願いいたします。

この記事のライター

aloreライター春山博美
2008年に美術検定1級合格、2009年東京都美術館で開催された『美術館名品展』にてアートナビケーターとして初ボランティア参加。
その後、美術アカデミー&スクールが主催するART LABO等で研鑚を積みつつ、2015年に初代アート・エバンジェリスト認証を取得。週末は冬でも汗だくで専ら美術館・画廊を巡っている。
ガイド歴はDIC川村記念美術館、朝倉彫塑館等の個性ある美術館を好み、また「アトリエ巡り」として新宿落合地区での中村彝、佐伯祐三の西洋画アトリエ、川端龍子記念館での日本画アトリエ等の紹介を得意とする。
Return Top
error: Content is protected !!