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ARTのある暮らし9  〜HEARTがある暮らし〜

ARTのある暮らし9  〜HEARTがある暮らし〜

ARTのある暮らし9
〜HEARTがある暮らし〜

2月14日、恒例のヴァレンタインが近いこの時期はお年寄りから子供まで、チョコレートを買って家族やペットにまで贈る。明治時代に不二家が第一号のクリスマスケーキの販売を始め、その後、食品業界が活性化の為にクリスマスを普及させたように、このヴァレンタインの経済戦略も大成功。同様にハロウィンも平成になってから渋谷、川崎など各所で異常な程の盛り上がり。ここに目をつけるアーチストも当然いて、デザインTシャツやブランドのトランクスなどなど、様々のアイデアを凝らして自社PRへと繋げる。
チョコレートの祭典「サロン デュ ショコラ 2018」なども今年は新宿で開催され16年目だそう。昨年は過去最大の広さの国際フォーラムで開催され、入場だけで3時間待ちだったとか。インスタ映えするデザインのチョコレートが今年はやはり人気でしょうか? 今回は待ちに待った?ヴァレンタインやヴァレンタインと云えば<ハート>。ということで、ハートに関わりのあるアーチストの作品やアートなギフトをテーマにお送りします。

1. ハートでお馴染み ジム ダイン(米1935ー)

ここにあるジム ダインとアンディ ウォーホルのハートが描かれたポストカード。ダインはラウシェンバーグやジョーンズと同じアメリカのポップアート作家、いうまでもなくウォーホルもポップアートの作家ですね。1950年代、マーク ロスコらのアメリカ抽象表現主義者達の重苦しい作品とは一線を画す真新しいポップアートを、1962年「New Painting of Common Objects」展 (パサディナ美術館)で開催し、ポップアートをスタートさせたとされています。伝説のロックミュージカル「ヘアー」のタイトルはダインの「Hair」という作品から名付けられたそうです。
ダインはローブ、道具、ハートなど近年はピノキオをテーマにした作品を多く手がけていますが、特に<ハート>は日本でも人気が高くヴァレンタインのカードに使用されたりと、レイモン ペイネのハートと同じようにシンボライズされ、長年人気を博しています。ダインの<ハート>は陽気だったり、エロティックだったり、目玉がついていたりとその時々の作家本人の心情を表現していて、作風が変遷をたどるように進化変容していっています。

ジム ダイン&ウォーホル.jpg

 2. レイモン ペイネ (仏1908ー1999)

大部大昔の話ですが、クラウンチョコレートに入っていたペイネの栞を集めていた記憶があります。その当時のペイネの作風は人物がとてもスラリとしていて顔も細い。最近美術画廊などで見かけるペイネの銅版画は顔が丸くて昔とは趣が少し異なっています。パリの秋空に映える風情のある木々の形のようなほっそりと繊細なペイネの絵の恋人たち。ベルナール ビュッフェ (仏1928ー1999) や昨年国立新美術館で開催され人気だったアルベルト ジャコメッティ(スイス1901ー1966) の彫刻のようでもあり、第二次世界大戦後の1940年代後半から60年代後半にかけてパリで活躍したアーチストに何か共通の空気が感じられます。子供心にペイネのその夢の世界に心魅かれました。ペイネは画家ではなく、イラストレーターとされているようですが、いつまでも美術画廊の頒布会では人気の作家ですね。

「ペイネ 愛の本」みすず書房 串田孫一解説 1974年6月15日発行

3. ミュージアムショップのチョコレートetc. の贈り物

美術館やギャラリー内のミュージアムショップでも以前からチョコレートも多く見かけますね。クッキーやキャンディと並んで箱に意匠を凝らした楽しいデザインです。ヴァレンタインと限らず、ミュージアムショップはユニークな他にはないデザインの商品も多く並んでいて、そこから選んでプレゼントする人も多いのではないでしょうか?

4. 自分で創ってプレゼントする

手前味噌になりますが、トップ画像に使用したフレームや枯れ枝の作品は25年位前に始めたリサイクル雑貨制作の中の作品です。これらはデザイン学校の学生だった頃に住宅模型造りで余った材料を主に利用して創りました。始めは、水玉、ハート、チェックをテーマにした作品などを創っていました。水色とシルバーのフレームはコットンの生地でハートなどをコラージュした作品です。自分だけのオリジナルな発想で作品を創ってプレゼントするのも記念になるかも。コットンの生地は当時、新宿の伊勢丹などで主に購入していました。

5. 今、話題のアレコレ

<シネマ>

「ゴーギャン、タヒチ、楽園への旅」
ゴッホと並び、新印象派の画家として作品及びその生涯が多いに話題となるポール ゴーギャンのタヒチでの暮らし。楽園と芸術を追求し彷徨った彼の半生を描きます。
http://gauguin-film.com/
2018.1.27 〜 新宿シネマカリテ、Bunkamura ル シネマ 他全国公開

<美術展>

「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」
18世紀から20世紀のパリを体現するドガやルノワールが描いた女性の肖像からカルダンの斬新なドレス、そしてブリジッド バルドーなど女優のポートレートなどボストン美術館が所蔵する約120点の作品。
http://paris2017-18.jp/
2018.1.13 〜 4.1 世田谷美術館

FIN.

この記事のライター

aloreライター@新井隆子
子供の頃に家が城下町にあった為、近所にお堀のある公園、その中に城跡や県立美術館があり、美術館好きになりました。中学の頃からNHK日曜美術館ファン。
’70 大阪万博の時、岡本太郎の『太陽の塔』の前の特設ステージで開催されたアジア少年少女合唱際に参加、歌ったことも想い出の一つです。
昔、大学で(社会)心理学、その後インテリア、建築を学び「コワイ」と言われても元から「美術」&「心理学」が好き。

年齢/昭和3?年戌年生まれ。
職業/主婦。ブログライター、リサイクル雑貨アーチスト(1992年頃からatelier Pluie de Couleurを設営)。WEBSHOP経営。

*ハンドメイドのオリジナルブランド”atlier Pluie de Couleur” 公開中。
*リトグラフ、古伊万里、鉄瓶のWEBSHOP “A.Gallery" 経営中。

趣味/美術館やギャラリー巡り。地方の隠れ家美術館の発掘。料理。旅行。ピアノ演奏。映画鑑賞。
資格/英語検定2級。美術検定2級。アートエバンジェリスト認証。
家族/既婚。夫婦+息子1人+トイプードル

都会の心のオアシス「美術館」
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