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ローマでカラヴァッジョを極める!~大人のアート旅1

アート&旅が好きなライターwakoが、実際に「行ってよかった」スポットを紹介する連載をスタート。第1回は、ローマのアート旅をお届けします!

大人のアート旅!

ローマといえば、古代遺跡から芸術作品まで見どころ満載の観光都市。でも、すでにツアーで行ったことのある「大人」なら、2回目以降はちょっとマニアックな旅をしてみたいですよね。というわけで、今回は“ローマでカラヴァッジョを極める!”をテーマに「大人のアート旅」を実践してきました。

カラヴァッジョについては、2016年に国立西洋美術館で開かれた『カラヴァッジョ展』で一躍メジャーになったので、ご存じの人も多いと思います。カラヴァッジョ似顔絵本名は、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)。バロック絵画の巨匠でありながら、暴力事件をたびたび起こし、さらには殺人まで犯して逃亡するというドラマチックな人生を送った画家です。

カラヴァッジョの宝庫!

ローマは、カラヴァッジョが十数年過ごした土地。その才能を開花させ有名になったのも、殺人事件を起こしたのも、すべてローマです。彼の作品を見るのに、これほど最適な場所はないですよね。しかも、ローマにはカラヴァッジョ作品が数多く存在しています。数えてみたところ、10か所の美術館等に合計22点あると判明。これは、ぜひともコンプリートしたい!カラヴァッジョ作品所蔵先マップ作品を所蔵する美術館等を調べていくと、事前予約しなければならない場所が2か所ありました。ひとつは、ボルゲーゼ美術館。こちらは、インターネットから簡単に予約ができました。もうひとつは、カジノ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ。ここは、なんと個人の邸宅。メールで直接交渉して、見学予約を取りました。

いよいよローマへ!

準備をしっかり整え、いよいよローマへ! 私が訪れたのは、下記の10か所。それぞれのカラヴァッジョ作品を順不同で簡単にご紹介します。

  1. ボルゲーゼ美術館:作品6点を所蔵。《果物籠を持つ少年》のブドウは超リアル。
  2. コルシーニ美術館:《洗礼者ヨハネ》のうつむくヨハネは美少年系。
  3. 国立古典絵画館:3点所蔵。《ホロフェルネスの首を斬るユディト》は結構残虐。
  4. バチカン絵画館 :《キリストの埋葬》の見上げるような構図は迫力満点。
  5. ドーリア・パンフィーリ美術館:初期作品2点を所蔵。いずれも穏やかな雰囲気。
  6. カピトリーニ美術館:2点を所蔵。来日して話題になった《女占い師》もここに。
  7. サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会:「聖マタイ伝」の3部作は必見。
  8. サンタ・マリア・デル・ポポロ教会:《聖ペテロの磔刑》等2点。構図が斬新。
  9. サンタゴスティーノ教会:《ロレートの聖母》の聖母子は神々しくリアル。
  10. カジノ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ:貴重な天井画を見られる個人邸宅。

一番おすすめのスポットは?

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会 (c) wako

いずれの場所も、「行ってよかった!」と思いましたが、やはり美術館よりも教会で見た作品のほうが何倍も感銘力が高かったです。特に、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会の「聖マタイ伝」3部作を目にしたときの感動は、言葉にできないほど。ドラマチックな描写や神々しさに、魂が震えました。作品を見にくる観光客も多いのですが、みな絵の前では一様に黙り込み、聞こえてくるのは感動のため息ばかり。気がついたら、私も涙を流していました。こんな体験をしたのは、はじめてです。

記憶に残るアート旅を!

個人のアート旅は、プランニングに手間暇かかり、現地でトラブルが発生することもあるので、大変な面も多くあります。それでも、自分で考えた旅をするのは楽しいもの。ずっと記憶に残ります。ぜひ機会があったら「大人のアート旅」を実践してみてくださいね! 次回はナポリ編をお届けします!

 

この記事のライター

aloreライターwako
とにかく美術館が大好きで、
都内で開かれているアート展はほぼ制覇。
ときどき海外にも出かけています。

ついでにミュージアムショップも大好きで、
ただいま限定グッズを収集中♡

趣味は散歩。
特技はドイツ語。
今は写真を勉強中です。
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