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憧れのグランクラスで金沢21世紀美術館へ!~大人のアート旅3

憧れのグランクラスで金沢21世紀美術館へ!~大人のアート旅3

大人のアート旅、今回ご紹介するのは金沢21世紀美術館。これまで訪れたなかでも特に好きな美術館です。

まずは準備!

現地で存分に楽しみたいなら、事前の準備は欠かせませんよね。まずはガイドブック選びから。私が購入したのは『ココミル 金沢北陸』(JTBパブリッシング)。全8ページにわたって金沢21世紀美術館の特集が組まれ、館内案内から主な作品の作家紹介まで詳しく載っています。

また、同美術館の特任館長である秋元雄史さんの著書『日本列島「現代アート」を旅する』(小学館)と新刊の『おどろきの金沢』(講談社)のなかにも美術館や作品に関する記述が載っているので、予習したい方にはおすすめです。

人生初!グランクラスに乗車

金沢21世紀美術館を訪れるのはこのとき2回目。でも北陸新幹線は初乗車でしたので、奮発してグランクラスで行きました。

北陸新幹線
(c)wako

この写真は車内の様子です。快適なゆったりシートで、各座席には専用のスリッパまでついています。

軽食
(c) wako

さらに、軽食サービスもありました。和食かサンドイッチだったので、私は和食をチョイス。上品な味付けで、とてもおいしかったです!

いよいよ美術館へ!

鉄道の旅を楽しんだら、いよいよ金沢21世紀美術館へ。アクセスは、金沢駅からバスで約10分。最寄りのバス停で降りると、それらしき建物が見えます。

美術館外観
撮影:渡邉修
提供:金沢21世紀美術館

まずは、建築鑑賞から。ガラス張りの開放的な美術館を設計したのは、妹島和世と西沢立衛による建築家ユニットSANAA(サナア)。彼らはルーヴル美術館別館のルーヴル・ランスを手がけられたことでも話題になりましたよね。

美術館建物
撮影:渡邉修
提供:金沢21世紀美術館

『まちに開かれた公園のような美術館』を建築コンセプトに、だれでもどこからでも立ち寄れるよう、正面のない円形デザインを採用されたとのこと。実際に訪れてみるとわかるのですが、バス停から降りて歩いているうちに、いつの間にか美術館のエリアに入っていた、という感じなのです。さらに、建物の入り口も5か所設けられているので、いつでもウェルカムな雰囲気。とても気持ちよく入場できます。

現代アートを堪能!

館内は無料の「交流ゾーン」と有料の「展覧会ゾーン」に分かれています。展覧会ゾーンでは、さまざまな企画展も開催されていますが、今回は恒久展示作品にフォーカス。全部で10点ある作品のなかから特に私が好きな2点をセレクトしてご紹介します。

スイミングプール
レアンドロ・エルリッヒ
《スイミング・プール》2004年
金沢21世紀美術館蔵
撮影:渡邉修
写真提供:金沢21世紀美術館

ひとつ目は、レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》。おそらく、この美術館で一番有名な作品ではないでしょうか。メディアでもたびたび取り上げられていますよね。ネタは明かせませんが、この作品は「だまし絵」のような楽しい仕掛けがされているので鑑賞者に大人気。プールの周りには記念撮影する人たちであふれていました。

アルゼンチン生まれのレアンドロ・エルリッヒ(1973~)はウィットに富んだ作品を多く手がけるアーティスト。2014年に代官山のギャラリーで開かれた彼の個展も見に行ったのですが、小さな作品でも鑑賞者を楽しませてくれるネタが仕込まれていました。また、2017年11月には森美術館で東京初の大規模個展が開かれます。今後ますます目が離せないアーティストです。

次はファーブルの作品!

雲を測る男
ヤン・ファーブル 《雲を測る男》 1998 撮影:wako

ふたつ目は、ヤン・ファーブルの《雲を測る男》。美術館の屋上にさりげなく置かれているブロンズ像です。館内をウロウロしているとき、ふと窓から外を見るとこの作品が目に入り、釘付けとなりました。腕を伸ばして雲を測る姿がロマンチックで、でもどこか切ない雰囲気。解説を見ると、この作品はアメリカ映画『終身犯』(1961年)から着想を得てつくられた、と書いてあります。詳細は割愛しますが、自由を奪われた主人公が言ったセリフ「雲でも測って過ごすさ」から作品タイトルがつけられたそうです。

ベルギー出身のヤン・ファーブル(1958~)は、生と死についての探求をテーマにしているアーティスト。あの有名な『ファーブル昆虫記』を書いたアンリ・ファーブルのひ孫です。彼の作品は、現在渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれている展覧会『ベルギー 奇想の系譜』(開催期間は9月24日まで)でも何点か見ることができます。

(※なお、金沢21世紀美術館の《雲を測る男》は現在メンテナンス中。9月末までご覧になれません)

今回ご紹介した恒久展示作品のほかにも、コレクション展や企画展、若手作家の個展など館内では多くの作品が展示されています。時間のとれる方は、ぜひゆっくりプランで訪れてみてください。

美食も堪能!

アート旅の楽しみ、美食めぐりも金沢なら存分に楽しめます。まずは、有名な近江町市場。お店がありすぎて迷いますが、どこでも新鮮な魚介類をドーンと味わえます。

料理
(c) wako

和食のイメージが強い金沢ですが、洋食もおしゃれなお店がたくさんあります。金沢21世紀美術館のすぐ近くにあるフレンチの名店、ジャルダン ポール・ボキューズも間違いなくおすすめ。現代アートとフレンチの組み合わせは最高です!

金沢21世紀美術館への旅、いかがでしたか? 都内在住の私は、北陸新幹線開通のおかげで金沢が身近に感じられるようになりました。2017年8月にオープンする富山県美術館にもぜひ行ってみたいと思っています。

金沢21世紀美術館公式サイト

この記事のライター

aloreライターwako
とにかく美術館が大好きで、
都内で開かれているアート展はほぼ制覇。
ときどき海外にも出かけています。

ついでにミュージアムショップも大好きで、
ただいま限定グッズを収集中♡

趣味は散歩。
特技はドイツ語。
今は写真を勉強中です。
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